料理きほんのき「炒め方・焼き方編」

料理の基本

レシピの中には様々な料理用語が登場しますが、

言葉だけ見てもわかりづらい…と感じることがよくあります。

そこで、代表的な例を写真付きでまとめてみました!

材料は「切り方編」で使用した野菜を使っています。

きっと文字を読むより、写真を見た方がわかりやすいと思います!

全体を通して共通していること

フライパンを温めてから油をしく→油をフライパン全体にいきわたらせる→食材に火を通す

炒め方

しんなりするまで

炒める前は硬い野菜でも火を通すことによって柔らかくなります。

しんなりするまでの頃合いとしてそれぞれの野菜を見ていきましょう。

細切りにした人参は、まっすぐだったものがしなやかに曲がるまでに

櫛形切りにした玉ねぎは、張りがあったものが箸で簡単に曲げられるまでに

ざく切りにしたキャベツは、もともとあった水分が飛んで質量がへるまでに

おおよその目安にしてみてください。

色づくまで

野菜を炒めると色の変化を見ることができます。

どこまで炒めたら色づいているといえるのか見ていきましょう。

薄切りにした玉ねぎは透き通るような色の後、だんだんと黄色~茶色が現れます。

この時の色は言葉で説明することが難しいので、写真をチェック!

ざく切りにしたキャベツは白色と薄緑色だったものが、徐々に緑色が濃くなります。

色づくまでのタイミングは、上記のしんなりするまでと同じ頃のことが多いです。

香りが立つまで

言葉で説明することが最も難しい項目です。

みじん切りしたニンニクは、この状態ですでに香りは強いですが炒めていくともっと良いニンニクの香りが蒸気に乗って漂い始めます。

写真では香りまで伝えることはできず残念です…

実際にやってみて体感してください!

飴色になるまで

目で見て色の変化がわかりやすいのが飴色になるまでです。

みじん切りした玉ねぎは、薄切りにした時と同様に透き通るような色の後、だんだんと黄色~茶色に変化していきます。最終的にはべっこう飴の色になれば、飴色になるまで炒めることに成功です!

炒めている途中に玉ねぎの水分が飛びすぎて乾燥してしまった場合、水を50mlほど入れて炒め続けると上手くいきます。

油がまわるまで

この炒め方は、野菜に油をまんべんなく絡ませることができれば成功です!

ざく切りにしたキャベツは、油がまわって表面の見た目がツヤツヤしてきます。

しんなりするまでの一歩手前だと覚えておけばよいと思います。

焼き方

火が通るまで

食材に火が通ったか確認する方法は、実際に食材の中を見てみることです。

鶏肉

菜箸で鶏肉を2つに割ってみて、中に赤身が見当たらなければ完成です!

ブリ

全体的に水分がなくなったように見え、菜箸で割ったときに生の部分が見当たらなければOKです。

じゃがいも

菜箸で刺した時に、ひっかかりがなく簡単に通せたら完成です。

焼き色がつくまで

鶏肉

火が通った後、火を通し続けていると色がきつね色(茶色)に変わっていきます。

before
after

ここまで色が変われば完成です!

ブリ

火が通ると同時に焦げ目が付くようになります。

before
after

皮もパリッとして全体的に身が引き締まったら完成です!

今回は「炒め方・焼き方」について紹介しました。

レシピは料理を作るうえで参考になるものですが、

料理初心者にはそこに表されている言葉の意味もわからないことがあります。

少しでも皆さんの助けになっていれば幸いです!

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